ホクト株式会社
HOKTO Corporation
業種:水産・農林・鉱業
従業員数:1000〜3000人
※ このページ内における会社情報や所属・役職などは 取材当時のものです。
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ホクト株式会社様は、きのこ生産量・売上げともに国内トップクラスの実績を誇っている企業で、2016年よりTeambox LEAGUEをご導入頂いています。第一営業部 部長 三浦誠也様に、2シーズンにわたりトレーニングを受けた後の自らの変化や気づきについて伺いました。

研修は自分には合わないと思っていた

リーダー研修として Teambox LEAGUE を導入すると会社から聞いて、最初にどう思いましたか? 特に三浦さんは、自分から手を挙げて参加を決めたそうですね。

正直、最初は効果については懐疑的でした。これまで受けた“研修”と名のつくものは、実際の現場に落とし込むと、教わった通りにはいかず、どれもいまひとつ。研修は自分には合わないという印象を持っていたからです。弊社は食用キノコの生産と販売を行っていますが、特に、私のいる営業部門は売り上げの数字がすべて。「つべこべ言わずに売れ」という雰囲気があります。そういう現場に、研修はあまり役に立たないのでは?という気持ちがありました。

一方で、いかにも営業らしい「いいからやれ」というトップダウン方式を続けていたら、若い人がついてこない時代になりました。営業部長、リーダーとしての自分のあり方に「このままではダメかも」というモヤモヤ感を抱えてもいました。でも、部長の中では劣等生でしたし、何をどう変えたらいいのかがわかりませんでした。そこで、「部長クラスは自由参加」と言われましたが、変わるためのヒントが欲しかったのと、会社の真意を忖度すると(笑)、この研修は受けた方がいいと思い、自ら参加しました。

課題から逃げてしまっていた

具体的に、研修を受ける中でリーダーとして自分に必要なこと、課題は何だと思いましたか?

Teambox LEAGUE では、チームで結果を出す新しいリーダー像として「BのものをAにする支援力」や「会話より対話」の姿勢について学びました。部下とよく話すと言っても、単なる雑談や会話をするのではなく、相手の話を聞くことが求められました。そこで、私はまず、会議などでも自由に発言ができる雰囲気を部署内に作ることを課題や「状態目標」(自分や部署のありたい姿)として掲げました。

というのも、私はそれまで伸び悩んでいるような部下に対して、「お前の話しを聞いてやるから、言ってみろ」と言いつつ、実際は何も聞こうとしていなかったからです。聞くフリだけは見せるけれど、結局は「よし、わかった。いいから売れ」と言って、有無を言わせず、終わらせてしまっていました。

会社自体は、創業53年の成熟期に入り、競合が増え、今までどおりのことをしていては生き残れないという危機感を皆がうっすら持つようになっていました。しかし、私は「変わるためには、人材育成が必要」といったことを社長から言われても、「とは言え、営業は数字が一番大切だから」「営業は違うから」と真正面から課題に向き合わず、逃げていました。人材育成やこれまでと違う指導が必要なんだろうと思いつつも、やり方がよくわからず、いつも何となく後回しにしていたんですね。

掲げたその課題はどのようにして、克服していったのでしょうか?

営業で具体的に何に困っているのか、担当の取引先に営業をかけるときには、どんなストーリーを描いているのか、私が同行するとしたらどんなサポートをしてもらいたいのか、私にどんな役割を求めているのか。Teambox のコーチと方法を相談しながら、部下一人ひとりにアンケートを取り、話しを聞くことで、部下との率直な対話を増やしていきました。この指導法については、特に部下からも「わかりやすい」と評判が良かったです。

自分が変わるきっかけを与えてもらった

実際にトレーニングを受けたあと、三浦さんご自身は、どう変わったと思いますか?周りはどのように変化しましたか?

端的に、部下とのコミュニケーションが増えました。部下の方から積極的に距離を縮めてくれるようにもなった気がします。報告書を見ても、単なる報告だけではなく、「こうしたい」とか「こうするといいと思う」といった意見が見られるようになりました。

私と部下の間だけでなく、部員同士の会話も活発になったと思います。他部署の人からも、私の担当部署のメンバーが、皆が一堂に会する場で一番活発に発言していたと聞きました。少なくとも、トレーニング前に抱えていた「どうやって変わればいいかわからない」という私自身のリーダーとしてのモヤモヤ感は、パンッとはじけて、かなりクリアになりました。

Teambox LEAGUE は、三浦さんにとってどういう意味がありましたか?

自分が変わるきっかけを与えてもらったと思います。4か月間、毎日フィードバックがあったり、発表があったり、かなりハードなトレーニング内容に見えますが、私自身は研修を受けていて楽しかったです。

そもそも、自分のリーダーとしてのあり方や手法を正しいとは思っていませんでした。でも、じゃあ、どうすればいいのか?というところまで、わかっていませんでした。ヒントを求めて、たくさんビジネス書も買ったりしていましたが、腹落ちはしていなかった。そうした状態の時に Teambox LEAGUE を受けたところ、フォロワーシップをキーワードに、自分の目標として定めるべきところがはっきりと決まっていきました。それが楽しかったんだと思います。

全部で第4シーズンまであり、今回は第1シーズンと第2シーズンまでを受けました。インパクトの強さは初回なので第1シーズンの方があったかもしれませんが、第2シーズンでは、部署を越えたつながりについてまで課題が広まり、より理解が深まりました。

第2シーズンでは、どんなことに挑戦したのですか?

部や課をまたいで活動することがこれまではあまりなかったのですが、部を越えた営業の研究会を立ち上げました。共通の取引先に対する3か月後の施策について、北海道から九州までの9つの担当部署に、それぞれ3つの提案を考えてもらいます。9つあるので、全部で30くらいのアイデアが出ることになります。一人の担当だけではそれだけの数は考えられません。試しにこの研究会で報告された、他の地域でやった施策を試してみたら、うまくいったところなどが出てきました。

最後にリーダーとして、これからどういう理想を持っているか、また、それにどう向かっていくか教えてください。

弊社の組織診断について聞かされた時に、意見が言いづらい環境であることが改めてわかりました。しかし、だからといって部下に「言える化」を求めるのではなく、意見を言えるような環境にするには、リーダーの自分の「聞ける化」の方が、より重要であると思っています。自分が変わることのほうが大事だということです。

まだまだ、目指す理想やゴールには道半ばですし、理想自体が変わるかもしれませんが、少なくとも Teambox LEAGUE のトレーニングを受けたことで、自分の中の軸ができました。あとは、いかに学んだことを本気でやり続けられるかだと思っています。

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長期間、連続的に理論と実践を繰り返す、
リーダー育成トレーニング
管理職・次期リーダー層
約6ヶ月を1シーズンとして実施
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