豊島株式会社
TOYOSHIMA & CO.,LTD.
業種:専門商社
従業員数:300人〜1000人
※ このページ内における会社情報や所属・役職などは 取材当時のものです。
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豊島株式会社は創業天保12年、繊維スペシャリストとして、専門力と総合力で業界をリードする繊維専門商社です。2020年度にTeambox LEAGUEを導入し、参加者たちはリーダーとして大きな成長を遂げました。受講リーダーの1人、加藤諭様(東京十六部五課課長)にトレーニングを振り返っていただきました

自分の目指すべきゴールがわからず悩んでいた

今回初めて御社でTeambox LEAGUE(以下、TBL)を開催してまず驚いたのが、参加者のみなさんがすごく前向きだったということ。その中でも加藤さんは特に前向きな印象でした。初めに参加を伝えられたときは、どんな気持ちだったのでしょうか。

人事から「この研修はすごく良いはず。色々と大変だけど、きっと自分のためになる」と聞いていたので、うちの会社の人事がそう言うのだから間違いないと思っていました。やるからにはしっかりやりたいので、モチベーションは初めから高かったですね。

最初に社内キックオフとして、参加リーダーが全員集まって役員から説明を聞く機会があったんです。同じ課長という立場で戦っている他のメンバーはどんなモチベーションで参加するんだろうと様子を見ていたんですけど、みんながみんな自分と同じモチベーションの高さではなかった。

どんなことをやるのかっていうのはわからなかったんですが、この歳になって真剣になれることってなかなかない。でも真剣にやればやるほど、挑戦することが楽しくなるじゃないですか。会社の中での自分のキャラを考えても、みんなのモチベーションを上げて、盛り上げていく役割になろうと思っていたので、前向きな姿勢は見せていましたね。

それはLocker Room(集合トレーニング。以下、LR)が始まってからも感じていました。率先して手をあげてくれるし、そういう人がいると発言しやすい雰囲気ができます。 一方で、印象的だったことがあります。最初のLRですごく盛り上がった結果、終盤で少しふざけた雰囲気にもなっていました。そんなとき、加藤さんが「自分はこのTBLを通して変わっていきたいんだ」っていうことを真剣に語って、それまでの空気がピリッとしたものに変わりました。そのときのことは覚えていますか?

そうですね。そもそもこのTBLに参加したとき、自分のこの先のキャリアプランに悩んでいるところでした。入社して18年で初めて部署が変わったタイミングだったので、全く新しいチームで管理職としてどう成長していけば良いのか考えていたんです。今までの自分を大きく変えていきたいっていう気持ちがそのときは強かったです。

今回一緒に参加した12人のメンバーは、ほとんどが入社したときからよく知っている人。みんなから見ると自分がどういう存在に映っているのかはわからないですが、今自分はこんなことを考えてるんだよっていうのを素直に伝えたいと思っていました。

そうだったんですね。その当時はご自身のどんなところに課題を感じていたんですか?

課題は2つ感じていました。1つは自分の目指すべきゴールがわからないということ。自分の理想とするリーダーってどんなリーダーなんだっけ?と3、4年悩んでいました。
僕は豊島の中でも比較的早くからチーフにしてもらったようなんです。それが今から10数年前のこと。なのにそこからずっと課長になれなかったんです。ある時上司から、「いつまでチーフやってるの?課長になれない理由わかる?」と言われたことがありました。全然わからなかったんですよね。今思うと、数字を出して成果を上げるということには自信を持っていたかもしれないけど、本当の意味でリーダーになれていなかったんです。優秀なプレイヤーのままだったし、それでいいと思ってしまっていました。

もう1つの課題は、メンバーとの関わり方がわからなかった。ずっと同じ会社に勤めて年功序列で上がっていくと部下や後輩ができていきますが、自分が間違ったりミスをしたときに、正直に言えなくなっていたんです。チームボックスの言葉を借りて言うと「さらけ出し」ができていない状態。そして「今までならこうしていた、昔はこうだった」っていうのを部下や他のメンバーに押し付けていたところがあって。そうすることで、どんどん弱みを見せられなくなるし、本音も出せない、さらけ出せないっていう環境を自分で作っていました。それが続くことで部下や後輩との距離もできてしまって、壁を感じていました。

それがちょうどTBLに参加したタイミングだったんですね。

そうですね。ただ、新しい部署に異動して半年経って試行錯誤している中で、少し見えてきたこともあったんです。自分の中でなんとなく手応えがあったというか…その「なんとなく」をチームボックスのトレーニングの中で言語化して、わかりやすく理解をまとめてもらえたなと思っています。

毎日の振り返りで自分の姿勢に向き合い続けた

LRでお伝えしたコンテンツだと何が心に残っていますか?

1番響いたのは「リーダーの姿勢」ですね。少しずつ理解しながらも、自分の中でビシッとハマったのはトレーニングの最後の方だったんですけど。自責しているか、さらけ出しているか、人の成長を信じているか、習慣化できてるか、アンラーンしているか。

なかでもアンラーンはかなり刺さりましたけど、この5つの姿勢はトレーニング期間の最後2ヶ月くらいずっと考えていましたね。

実はゴルフが好きで大会に出たりしていたんですけど、チームボックスのトレーニングで学んでいることにかなり共通点を感じています。

例えばゴルフで大事なのはテクニック・メンタル・ギア。この3つのバランスが必要ですが、仕事も似たところがありますよね。スキル、マインド。ギアは資格とかもそうだし、自分のオリジナリティを出すっていう面でも当てはまります。

TBLではFeeba(※振り返りをするためのウェブツール)を使った毎日の振り返りがルーティンになっていましたけど、ゴルフでもルーティンが大事。そして、意味は違えどゴルフでも「姿勢が大事」とよくトレーナーに言われます。何か聞いたことある言葉だなと思って(笑)

ルーティンだった振り返りは、トレーニングが終わった今でも続けていますか?

トレーニング中は毎日仕事が終わった後や、朝起きたときにFeebaで振り返りをしていました。一緒にやっている課員のことを考えたり、今月はどこを強化していこうかと考えたり。でも実は最近振り返りをするというルーティンをサボりがちになっちゃっています。せっかく身についたアクションだったのに反省中です。

「任せる・信じる」ことでだれでも活躍できる環境を作るリーダーへ

担当のグローストレーナーとのHalf Time(1on1。以下、HT)はどうでしたか?

LRはみんなで集まって自分たちが学んだことを深めていく場でしたが、みんなには言えないことを相談できる場だったのが塙トレーナーとのHTでした。でも、全4回の中で塙トレーナーにこっそり相談したいなって思うことがどんどん減っていったんですよ。LRでみんなに言えるようになった。自分ではそこに成長を感じましたね。

塙トレーナーには的確なアドバイスもいただきましたし、自分とは違った考え方も教わり、すごく勉強になりました。

やりとりの中で、特に印象に残っていることはありますか?

やっぱり「任せる・信じる」というところですかね。僕の課はメンバーが40人くらいいるんですが、全員とちゃんとコミュニケーションを取れていないことがストレスだったんです。それを塙トレーナーに話したときに、「全員とのコミュニケーションを諭さん1人でやる必要あるんですか」と言われ、当たり前のことかもしれませんが、自分ではすごく心に染みたというか、メンバーを信じることができていなかったんだなと気づきました。

それを言われて、加藤さん自身の言動に変化があったんですか?

自分が全員とやれないなら、一部は他のメンバーに任せてもいいんだと思えました。ただし、任せるからにはその理由も伝えなきゃいけない。そして「メンバーを信じる」ことと「自分ができていない」というさらけ出し。実際に任せたいと思った人に、「あなただから任せたいんだ」という理由とともに伝えることができましたし、それによってその人との距離はだいぶ縮まりました。

具体的に聞いてもいいですか?

うちのチームには、デザイナーさんなど20人くらい社員ではないメンバーがいるんです。コロナ禍というのもあり、出社制限などでなかなか会うこともできず、僕が異動してきてから半年でゆっくり話せたのは、1人15分くらいの面談だけ。それもすごく表面的な話で終わってしまいました。

そうしているうちに、一緒に仕事をしている一部の人の中から不満が出てきてしまって。僕は時間をとって話せていないことがストレスだったんですが、ある嘱託社員の方がそういう声が出ていると教えてくれたんです。その方はいつもチームの面倒をよく見てくれている頼りがいのある女性で、彼女から「みんなと話す時間を作ってあげてください」と言われていましたが、なかなか実行できていませんでした。

その話を塙トレーナーにしたときに、「諭さん、任せる・信じるですよ」といってもらいました。それで、その方に「恥ずかしながら全員と時間を取ることが今はできていない。これから先もできないかもしれない。でもチームのみんなには壁にぶつかった時に相談する相手が必要だし、見てくれる人が周りにいないとチームの仕事は成り立たない。だからあなたにその役割をお願いしたい」と伝えました。社員ではないので、本当はそういう仕事は頼んではいけないのかもしれませんが、彼女にしかできない仕事だと思ったので、彼女を信じて伝えました。すると、彼女は「わかりました」と喜んで引き受けてくれました。

 

それは印象的な出来事ですね。改めて、加藤さんがTBLから得たものって何だったのでしょう?

「任せる・信じる」の本質を感じられたことでしょうか。

TBLを通じて自分が本当に変われたのかは自分ではわかりません。でも、一緒に仕事をするメンバーだったり、自分と関わってくれる人たちが幸せを感じながら働けているなら、それが一番幸せです。

僕のチームはみんな若くてほとんどが20代なんですが、こうして若い人たちと仕事をできるのはありがたいなって思ってるんです。これからは自分自身が活躍するというより、一緒に働く若いメンバーが、僕のチームで働いて活躍することが楽しいって思えるような環境を作れるリーダーになりたいですね。

聞き手:チームボックス 山本 伸一 写真:柏谷 匠
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